「うちの子、寝付きが悪くて」とお悩みのママさん・パパさんは多いことでしょう。

子どもにとって睡眠時間は成長のための大切なもの。なかなか眠ってくれないと大きくならないのではないか?健康を害してしまうのではないか?と心配になってしまいますよね。

 「ガンコな寝グズリや夜泣きにつきあい続け、気づいたらずっと睡眠不足だった」「いつもイライラしているし、いつか子どもにあたってしまいそうで怖い」という話もよく聞きます。

 簡単に子どもを寝かし付けられるテクニックがあればぜひ知りたい!そんな声にお応えして、今回は寝かしつけのコツや小ネタを、街の保育士さんたちに聞いてみました。

さて、プロはいったいどのようなスゴ技で子どもたちを眠りに導いているのでしょうか?

(1)小ワザその1:足マッサージ作戦

 『足をマッサージすることですね。土ふまずの柔らかい部分を親指の腹でやさしく押してあげるといいです』(28歳・保育士)

 『足の指を軽くつまんで、ゆっくり5〜10回程度くるくるとまわします。親指から小指まで順番に行いましょう。とても気持ちいいようで、全部の指が終わるころには眠ってしまっている子もいるほどですよ』(32歳・保育士)

 子どもは眠たくなると手足の先があたたかくなります。裏を返せば、体の末端をあたためると眠ってしまうのです。マッサージで手足をポカポカにしてあげましょう 。きっとすぐに夢の中にいざなわれるはずです。

 もちろん、ギュッと強く押さないように気をつけなければなりません。あくまでも様子をみながら続け、痛そうな素振りを見せたらすぐに力を弱めましょう。

(2)小ワザその2:眉間グルグル作戦

 『仰向けに寝かせ、指の腹で眉間をそっとなでます。そうすると自然に目が閉じるんですよね。そのまま円を描くようにグルグルこすり続けているとコロっと寝ちゃいますよ。力もいらないしすごくラクな方法です』(32歳保育士)

 『鼻筋からおでこまでのラインをなでなでするといいです。かわいいねっていう気持ちを込めることが大事かな(笑)』(29歳保育士)

 こちらも多くの先生があげた小ワザでした。眠くないと主張してなかなか目を閉じないお子さんたちによく使われているようです。マッサージと同様、力の加減には注意しましょう。ソフトなタッチでリズムよくなでてあげるのが効果的なんだそうです。

(3)小ワザその3:相手と呼吸を合わせちゃう作戦

 『どんなに寝グズリしている赤ちゃんでも、呼吸を合わせれば眠りに誘うことができるんですよ』(45歳・保育士)

 自信たっぷりにそう言ったのは、この道20年以上の先生です。いったいどういうことなのでしょうか?

 『やり方は簡単。まずは顔を寄せて、子どもの呼吸をよく聞いてください。そして自分の呼吸を、その子の呼吸に合わせるんです。そのまましばらく、子どもの呼吸と同じタイミングで吸ったり吐いたりを続けます。このとき、自分の呼吸を子どもに聞かせるように、耳元で息をするのがポイントです。

 しばらくそれを続けたら、自分の呼吸をだんだん遅く、深くしていきます。するとなぜか、それにつられて子どもの呼吸もゆっくりになっていくんですよ。そうなればシメたもの。ゆっくりした呼吸を繰り返しているうちに、早ければ数分で子どもは眠ってしまいますよ』

 これは聞いているうちに呼吸が同調していくという人間のふしぎな性質を使ったテクニック。言葉が通じず、なぜ早く寝なくてはいけないのか頭で理解できない赤ちゃんには、この小ワザがぴったりだそうです。

焦りは禁物!寝かしつけは大らかな心で

 すべての先生が共通して言っていたのは、『寝かし付けるときに焦りは禁物』ということ。

『私たちプロでも、会議が迫っていて1分1秒でも早く眠って欲しいと焦っているときに限ってうまくいきません 。いっしょに寝ちゃってもいいや、くらいの大らかな気持ちであるほうが、子どもも安心しているのかすぐに寝付いてくれますね』

 いつまでも眠ってくれないとイライラしてしまいがちですが、そんなときこそいったん深呼吸。ゆったりした気持ちでお子さんに寄り添ってみましょう。

 

 いかがでしたか?特別な道具もいらず、誰でもすぐにできる寝かしつけの小ワザ、子育てに早速取り入れてみてくださいね。